技術の進歩に左右されやすいという特徴もある。最近の携帯電話の高機能化には、目覚しいものがある。ちょっと目を離すと、新しい機能が追加され、新しい機種が登場してくる。携帯コンテンツ事業者は、こうした技術の変化にも、すぐに対応しなければならない。最近、この携帯コンテンツ業界は、大きく二つのタイプに分かれようとしている。一つは、携帯コンテンツ事業を柱に、それ以外の事業にも手を広げながら会社を大きくしていこうとする携帯コンテンツ事業者。もう一つは、得意なコンテンツに特化して、あくまでも携帯コンテンツ事業だけで会社を大きくしていこうとする携帯コンテンツ事業者だ。目まぐるしく変化していく業界だけに、他の業界以上に目が離せない。
デジタル・データを交換する基盤としてのインターネットには、多くの期待がもたれるのですが、しかし大きな誤解もあるようです。インターネットは、確かに普遍的にデジタル・データの共有と交換ができるインフラストラクチャーですけれども、デジタル・データによるコミュニケーションに対するさまざまな期待すべてがインターネットにかぶさってくるということは好ましくないと思います。私はデジタル・データによるコミュニケーションの必要性が、インターネットですべて満たされるというぐあいに一元的にものを考えるのはきわめて危険ではないか、と思っているのです。今後のいろいろなデジタル技術が発展することを視野に入れれば、メディアとしてのインターネットと、ほかのメディアとの協調、補完関係というものをこそ、考えていかなければいけないでしょう。
実はWebサービスということばが出現する前から、似たような取り組みはありました。XMLで企業間のデータを交換しシステム連携を行うEDにつまりXML‐EDIです。全業界共通のXML‐EDI仕様としては、OASISと国連組織UNCEFCATが策定したebXMLがあり、日本をはじめアジア諸国が積極的に取り組んでいます。Webサービスとは仕様が異なりますが、「インターネット上で標準のデータ形式、標準の通信規約を使用してシステムを連携させる技術」という意味では、ebXMLもWebサービスと同類のものといえます。Webサービス仕様よりも、ebXMLの方がB2Bに特化し、ビジネスプロセスに関する標準化か重点的に進められていますが、現在はOASISがebXMLを引き取り、Webサービスとの融合を図っているので統合の方向にあると思われます。さまざまなベンダーの思惑や覇権争いがあるようですが、一本化されてこそ本当の標準技術、OASISの調整力に期待したいと思います。
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